GLOBIS経営大学院 [卒業]
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などの学びを振り返ってます
間違ってたり、より良い思考があればご指摘をお願いします。
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- 復習:“超”秘技①
- 今回の結論は、、、
- 皆さんに質問です。
- 秘技②:“連携を最大限活かす”ためには事前準備
- 療養費同意書書いてくれない問題
- 療養費同意書を書いてもらうという要求は、
- さらに一点:ここも大切
- まとめ:“超”秘技
復習:“超”秘技①
前回は、医師連携や他職種連携をしたい時にそもそも、自分が何を求めているかを明確にしよう。そのためにボスマネジメントのフレームを使うと頭を整理しやすいよ!とまとめました。
terapon-chanpon.hatenablog.com
それを踏まえて
今回の結論は、、、
自分の要求(連携の目的)を相手に届ける前にやることです。
医師側と鍼灸師側の意見を聞いていみると、案外これができていない。
自分も、できていなかったんですが、うまく連携をとっている人の話を聞くと必ずと行っていいほどしてました。
私も意識して行うようにすると、スムーズに事が運ぶようになりました👍
さて、よくある連携がうまくいかない要因、
連携したい側からの視点で、、、
□そもそもなんのために連携を求めているかわかっていない
→これは“超”秘技①で解決!?
□要求が複数ある
→関係性が薄いうちは、1つずつにするのが確実かと思います。なぜかは後述します。
□要求がわかっているが伝えきれていない
→本日解決しましょう。
皆さんに質問です。
見ず知らずの医療関係者から「患者さんのためになるんで、ここにサイン頂けますか?」と(あまり見たこと無い)“○○同意書”みたいなのを郵送されてきました。
サインして返信しますか???
しないですよね、、、😓
他職種の方がときおりこれを医師向けに行って、断られているケースに遭遇します。
鍼灸師マッサージ師に関して言えば、療養費用の同意書なども該当します。
https://kouseikyoku.mhlw.go.jp/kinki/iryo_shido/000077054.pdf
もちろん、いずれの書類も同意を断る正当な理由が必要かとも思いますが、なかなか見ず知らずの方からの同意書依頼を即答でサインできるほど勇気もありませんし、詐欺的なものが横行している昨今ではひとまず色々と確認してから、と考えたくなります。
ここでは、療養費同意書の例をあげましたが、
医師連携の7つの役割と連携を計りたい時すべてに当てはまることです。
秘技②:“連携を最大限活かす”ためには事前準備
では具体的な事前準備は・・・?
実はこれもボスマネジメントのときと同じで良いと思ってます。
やるべきことは、考えてみると当たり前でもありますが、さぼりがち、遠慮しがちになる点でもあります。
もしくは、例えばしっかりとした文面を添えれば“わかってくれるだろう”“理解してくれるだろう”という思い込み/独りよがりもあるかと思います。
患者さんのためにやっているのだから、相手もわかってくれる“ハズ”的なやつです。
医師をはじめ有資格者は、危険察知能力は高いと思います。
または過敏な方も多いと思います。
私達は、やるべきことをやらないことで、みずから連携を難しくしているかもしれません。
その危険察知の牙城を崩す必要があるのです。
それが今回のテーマでもある連携前の準備です。
牙城を崩す方法として、簡単に言えば、“顔のみえる関係を築く”、“信頼を得る”などかもしれません。ただし、これらには時間を要します。
その第一歩として上記の方法があるんだとも思います。
具体的に一つ例を上げていきましょう。
療養費同意書書いてくれない問題
私の知る限り、鍼灸・マッサージ師界での大きな課題の一つが、医師が療養費の同意書書いてくれない問題です。
この問題は色々と根深い問題もあると思いますが、書いてもらう確率を上げる方法を考えていきましょう。
なお、“療養費同意書にはサインしない”という考え、信念(?)を持った医師もいますが、そのような方々は今回は対象外とお考え下さい。
鍼灸師やマッサージ師の方からは、医師が断り続けることで、死活問題に繋がることもあるようですが、その現状をおそらく医師側は知らないでしょう。
もちろん、鍼灸師やマッサージ師の収益のために同意書を書くわけではありませんが、個人的には、地域医療の担い手でもある鍼灸師やマッサージ師が正しい報酬を得ることができ、患者負担も減る良い仕組みだとも思っています。
(制度を正しく使うということが前提で、不正請求などは言語道断です)
療養費同意書を書いてもらうという要求は、
連携の7つの役割では、④スタンパーに属します。
その際には先のスライドに示すように、事前の相談、方針確認をする必要があります。
つまりは、初めて療養費同意書を依頼する前に、医師側に事前相談し、方針を確認することが大切になります。
具体的には、「私達の治療院では、患者の負担を減らすために療養費制度を活用しています。もし先生方のクリニックの治療でも改善が乏しい腰痛や肩こりの方で鍼灸治療を望まれる方がいたら、同意書作成を依頼することがあると思いますが、よろしいでしょうか?」
といった具合でしょうか。
もちろん、療養費制度を熟知している医師ばかりではないので、療養費に関する資料やなどを添えてもいいかもしれません。
これも大切な事前の相談、方針確認。
もしここで「私は、何があっても絶対サインしません」という考えの医師であれば、そのマインドを変更させるのも難しいかもしれません。
むしろそのような考えなんだ!とわかっただけでも大収穫だと思います。
個人的には、なぜそのような考えに至ったかがとても気になりますが(笑)、やぶ蛇は危険なので、あまり攻めすぎないようにしましょうか。
ちゃんと事前の相談、方針確認をしたら、スタンパーになってくれる人を見つけるほうがよっぽど楽かとも思ってしまいます。
さらに一点:ここも大切
加えて、特に医師連携するときのポイント紹介です。
やっぱり医師はプライド高き生き物です。自分は高くない方と思いますが、世間の目から見たらお高くとまってると評価されるのも致し方ないとも思います。その根源には、高い正義感や責任感から生じているでしょう。
そんな医師たちとうまく付き合うプラスアルファの秘策は、フォロワーシップ、つまりはあなたに仕えます!お力になります!を示すことです。
ここまで下準備すればバッチリだと思います。
まとめ:“超”秘技
“超”秘技②:ボスの役割のフレームを利用して連携の準備+フォロワーシップを示せ
次回、、、
秘技③:実際、手紙や電話でどう話す?どう書く?
に続きます。よろしくお願いします。