医はき師MBA てらぽん ちゃんぽん ブログ

医師はり師きゅう師経営学修士のてらぽんです。日々の気付きを記します。

【まとめ】プロフェッショナリズムに関する用語

プロフェッショナリズムの定義とは

“ない”?!

流動的であり、固定化できなからのようです。

その中でも、“職業倫理”ってが近いらしい。知識や技術ではなく、態度面のこと。

じゃ倫理とは、

それ自体やその教育に関しては、色々と検討されている。ひとまず以下の2つがわかりやすい(らしい)。

なぜわかりにくのか

そもそもそこに出てくる用語がわからない。使い慣れていない。その用語自体の意味も多様である。

そんなこんなんでまた同じように悩むのは面倒なので、

使い慣れてないとよくわかない用語をまとめてみた

てらぽん流なので悪しからず。では行ってみましょう💨

□Committment(コミットメント)

全力貢献!

これは、グロビース経営大学院でもよく遭遇した用語。

“コミットメントと一貫性”のように、一貫性とセットで表現されます。

プロフェッショナリズムで語られる時、全力貢献の目的は、私利私欲ではなく、利他的で公益となる。

 

□social contact(ソーシャルコンタクト)

プロフェッションと社会との契(ちぎり)!

コミットメント(全力貢献)すると言うことを高々と宣言したり公表すること。

これにより一貫性すなわち、(最初から)最後までブレない行わざるを得ない状況となる。一方で、自分の活動の支えとなる。

あの人は、ブレないなぁと感じる人にはだいたい備わっている。

 

□Communicator(コミュニケーター)

相手のレベルに合わすことができる伝達者

最近の翻訳機能はとても役に立つが、それだけでは相手に伝わられないこともある。

例えば、ある翻訳機能を使うと

slow and steady wins the race

 ↓↓↓

ゆっくりと着実にレースに勝つ

 (これは正解であろうが、意味が掴みにく)

 ↓↓↓

急がば回れ

 (こうすると、端的で伝わりやすい)

しかし、急がば回れを誤認している人や小学生低学年には伝わりにくい。

伝達する前に。更にもう一段階必要である

 ↓↓↓

朝寝坊して、学校に遅刻しそうなときに、危険で早そうな道をとるよりも、通りなれた安全な道を通ったほうがいいよ。

という風に、

ただの翻訳ではなく、相手のレベルに合わせて伝達できて初めてComminicatorとなる。

医療の現場では、

@カンファ to 同僚には、「心窩部の疝痛

 ↓

@外来 to 患者には「みぞおちに激しい痛みが出たり出なかったりする」

みないなシフトチェンジができるとプロフェッナリズムありとなるんです。

 

□Collaborator(コラボレーター)

伴走者

直訳は、協力者や共同制作者となるが、医療の世界などは、プラス持続性が必要で伴走者と捉えるとよかろう。最近は、YouTubeなどでも“コラボ”動画なるものが増えてきているが継続性が乏しく、単発モノや定期的なモノ(年1回など)が多い。プロフェッショナリズムにおけるCollaboratorとは、ちと違う印象である。

 

□Health Advocate

健康に関する正しい情報の提供者

米国における健康擁護、患者支援、アシスタントを行う有名な会社名では無い。

この“正しい”ってのが簡単なようで実に難しい。医療者も間違えていることも多い。

何を根拠に正しいとするか。これは書き出すと止まらなそうなので割愛します。

 

ここから4つの用語は、Arnold&Sternの神殿の図に出ててくる4つの用語に関して

 →参考:https://www.jahbs.info/TB2017/TB2017_1_4_1.pdf

□「卓越性」

 知識・技術面において基準を超えることを追求すること。

 教育や評価を行いやすい分野でもある。

□「人間性

 いわゆる、できてる人間のこと。尊敬・共感・敬意・誠実を兼ね備える。

 そんな人いるんかい!?って思うけど、たまにいる。そりゃ輝いてますよ✨

□「説明責任」

 自分の活動の正当性を示し、有事に責任をとれる。

 これにはそれ相当の覚悟が必要。

□「利他主義

 自己ではなく他者(患者・同僚・社会)の利益を優先できる。

 そんな人いるんかい!?って思うけど、たまにいる。そりゃ輝いてますよ(既出w)✨

 

□3つの原則と10の責務

これは、米国・欧州の内科学会合同で提言されたもの(ACP Journals)

 

患者福利優先の原則:利他主義に関連

患者の自律性に関する原則:informed choise

社会正義の原則:医療資源の公平分配化、の不平等・差別の撤廃

 

(1)プロとしての能力についての責務:個々が成長し続け、その能力・適性を維持。
(2)患者に対して正直である責務:情報を正直に伝えなければならない。
(3)患者の秘密を守る責任:患者等に関する守秘義務
(4)患者との適切な関係を維持する責務:上に立つとしても悪用しない。
(5)医療の質を向上させる義務:医療の質を最適化・向上させる。
(6)医療へのアクセスを向上させる責務:経済的、地理的、社会的、など様々な面から。
(7)医療資源の適正配置についての責務:費用対効果、最小にして最大限の成果を目指す。
(8)科学的知識への責務:正しい知識のもとで科学としての医学を進歩させる。
(9)「利害衝突」に適正に対処し信頼を維持する責務:すテークホルダーや「利害衝突」に関する情報を開示する。
(10)専門職に伴う責任を果たす責務:職業全体の信頼を傷つけるような行為はダメ

 

私見なんで、間違ってたらすいません。

こんな言葉遣いならわかりやすいよ!なんてのをぜひとも教えて欲しいです。

 

参考文献、おすすめ文献

大生定義. (2011). 4. プロフェッショナリズム総論. 京府医大誌, 120(6), 395-402.

https://www.neurology-jp.org/Journal/public_pdf/052111024.pdf

宮田靖志. (2015). 3. プロフェッショナリズム教育の 10 の視点. 医学教育, 46(2), 126-132.

https://www.jstage.jst.go.jp/article/mededjapan/46/2/46_126/_pdf/-char/ja

https://global.oup.com/academic/product/measuring-medical-professionalism-9780195172263?cc=jp&lang=en&

3つの原則と10の責務

ACP Journals

医学書院/週刊医学界新聞 【〔新連載〕続・アメリカ医療の光と影(1)(李啓充)】 (第2480号 2002年4月1日)

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