医はき師MBA てらぽん ちゃんぽん ブログ

医師はり師きゅう師経営学修士のてらぽんです。日々の気付きを記します。

セミナーのフライヤー(広告)作成のヒント💡『おじフライ』と『わかフライ』

あるイベント主催をきっかけにフライヤー作成の妙を学んだので、まとめました

フライヤーとは

ここでのフライヤー=flyer=チラシ、ビラです。
天麩羅やカツの揚げ機=fryerではありません。
フライヤー作成の狙いは、セミナー参加者や関係者を増やすことでしょう。

最近は、プレゼン用のスライド作成に関連する書籍や動画はよく見かけるようになりましたが、セミナーを告知するフライヤー(広告)の作り方ってあまり学ぶ機会がないのかと思って勝手にまとめました。

『おじフライ』とは?『わかフライ』とは?

『おじフライ』=“おじさん”が作ったフライヤー
『わかフライ』=“わかもの”が作ったフライヤー

おおざっぱには、こんな感じでしょうか。

  おじフライ わかフライ
作成者 おじさん わかもの
ソフト パワポ Canva
時代 昭和 平成~令和
文字 多め:説明的 少なめ:ターム
絵や
写真
少ない
フリー素材
目を惹く
生成AI
配色 カラフルで見にくい カラフルでも見やすい

 

作成に必要な要素:新PASONAの法則?!

新PASONAの法則は、マーケティング界で有名な神田昌典氏が提唱してる法則である。モノの紹介やセールプロモーションの際はこの順番に提示することで効果が得られやすくなるらしい。確かに。根本は5W1H。

Problem(問題)
Affinity(親近感)※
Solution(解決策)
Narrowing Down(絞込)
Action(行動)

※旧PASONAの法則では、Agitation(煽り・共感)でありやや攻撃的な印象ですが今の時代は、Affinity(親近感)が良さそうですね。

<新PASONAの法則>親近感で人を動かすコンテンツを書こう! | Urumo!

『おじフライ』では、これを順番ぐちゃぐちゃに説明してる?!
『わかフライ』では、このうち最大効果を示す部位を選んで使う
って感じでしょうか。

さてここからは『おじフライ』から脱却する?方法を少しまとめまいた。
まずは、フォント(統一された書体セット)の話からです。

文字フォント選びの3大ポイント💡

一般的な商業ベースや学会等でのプレゼンでの文字フォント選びの3大ポイントは

「視認性」:瞬間的な見やすいか、背景からいかに目立つか
「判読性」:わかりやすいか、正しく見える読めるか
「太字対応」:太字でも「視認性」「判読性」が保たれ、普通の太さと区別も付きやすいか

他には「可読性」ってのがありますが、「視認性」と「判読性」が高ければ「可読性」も悪くなかろうと思ってます。4大ポイントになれば含まれます。

おすすめの文字フォント

 フライヤーでは、ぶっちゃけ目を引けば良いので、文字フォントは何でもいいと思っています。フライヤー界においては、フォントも大切ですが、サイズや配色のほうが大切かと思います。これは後述します。

 

ただし、商業用プレゼンや格式のある学会などでは、先の3大ポイントを加味して以下の組み合わせが好まれるのでしょうか。

Win➣メイリオ or 游ゴシック
Macヒラギノ角ゴシック

このなかでメイリオは、英数字に関してはやや「視認性」「判読性」が劣るという意見もあり私は、英数字はメイリオとも相性のよい(※)、「Segoe UI」を使用していた時もありました。今はあまり気にしていませんw。

(※)相性のよい=文字の間隔やサイズなどのバランスを加味して。
パワポなら、表示➣スライドマスターというところから英数字用フォントと日本語フォントを別々に設定しておくことができます。

詳細はこちら👇️

パワーポイントのスライドマスターの使い方を徹底解説!一括編集で作業効率を劇的UP - Document Studio - ビジネス資料作成支援メディア

でも王道は、ちょっと避けたいなという天邪鬼的な方におすすめなのが、“UD”が付いているフォントです。
UD=Universal Designのことで、年齢や、性別や能力等にかかわらず、誰にとってもわかりやすいフォントということです。
私は最近、『UD デジタル 教科書体』ってのを使ってます。UDって付いていますね。いろんな太さもあります。

おすすめの文字サイズ

最初に、考慮すべき2点は、サイズと誰が読むかです。

・サイズ:印刷して張り出されたA0サイズでみるのか、A5くらい、タブレット、それも小さいスマホiPhone SE、みたいな感じです。

・誰のため:老眼があると小さい文字は、難敵になります!おじさん傾向が出てきたか(^_^;)

文字サイズの基本的には大きすぎず小さすぎず、見やすく、統一感です。そんなことわかっていると言われそうですが、大切です。
『おじフライ』では文字が小さすぎるか、大きさがバラバラなときがあります。

おすすめの文字の色、配色

色に関してよくやりがちなミスが、高い視認性のフォントをしようしても、背景や色の関係性で視認性がおちている場合です。

これに対する解決策が、
・文字の背景をぼかしたり・白または補色関係の下地色をつける。ちなみに“透明度”を変えることで、視認性も変わってくる(下段左)。
・文字自体の色を変えてしまう。また輪郭を加えて視認性を高める(下段右)。
他に効果的な見せ方があれば、教えて下さい。

あと、色で注意しなきゃいけないのが、色覚異常の人にもわかるバリアフリーをこころがけることです。日本人男性の5%は色覚異常を持っているとされます。
赤やの混じった特定の範囲の色に ついて、差を感じにくいという視覚特性を持っています。◀だからここの色設定もよくないかもしれない。

参考

医学生物学者向き 色盲の人にもわかるバリアフリープレゼンテーション法

『どんな風にみえているか』を体感するのにオススメのアプリがあります。
色のシュミレーターです。

「色のシミュレータ」をApp Storeで

こんな感じで示されます。

左下が一般型色覚、左上のP型や右下のD型が多いようです。

『おじフライ』では、多色か単色かの極端が多いです。
『わかフライ』では、だいたい3色くらいまででしょうか。多色でも読み易い。

うまい写真や絵の使い方

ここでも、「視認性」「判読性」が大切になる。
少し前までは、無料のサイトからひっぱってきてました。
https://pixabay.com/ja/
最近は画像生成AIで、いわゆるきれいな絵が使われている印象が多い。これは本当に調べるたびにサイトが増えている印象です。使いやすいのでいいと思う。
https://generativeinfo365.com/?p=2659

あと、人間を含む生き物は、目を惹きやすいかなと思います。
https://note.com/naotake_designer/n/n8238b1f9b9ce

『おじフライ』では、絵が小さい、何を示しているかよくわからない。
『わかフライ』では、背景全体的に入れ込むケースが多いかな。それか人物イラスト。

実際のフライヤー

これは、2024年6年1月企画の代表的な『わかフライ』

イラストを全面にしようつつ
イラストは、セミナータイトル「明日を変える第一歩」をポジティブに支えます
文字は読みやすく、背景で読みづらいところは、白背景が入っています。
写真も見やすく視線が皆さんの方を向いているので、注目せざるを得ません。

きっと良いセミナーなんだろうな~、QRコードもあるし、サクッと応募しておくか
となりませんか。w

https://gassui0601.peatix.com/
良ければ、ぜひ参加登録をよろしくお願いします。

さいごに落とし穴:互換性に注意

作成PCと発表やプリントアウトするPCあるがことなったりするとあるあるですね。
互換性のある形式で保存するのも大切ですね。
普通のプレゼンだと、PowerPointの年度違いや、MacKeynoteで作っている方が困ってしまった姿をみたことがあります。お気をつけください。

では、また\(^o^)/

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おまけ:医はき師 てらぽんに関して

わたくし、日常診療のかたわら、 』(はき師=医師+はり師+きゅう師)を名乗り、医師、鍼灸師を含む医療人が正しく活躍でき、お困りの方々がHappyになれるようなことをデザイン中✨
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 最後の最後まで見て頂きありがとうございます🙇‍

 

以上です!!!

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