GLOBIS経営大学院 [卒業]
K-HANDS [卒業]
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などの学びを振り返ってます
間違ってたり、より良い思考があればご指摘をお願いします。
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導入:てらぽんは役得!
私は、医師・はり師・きゅう師の3つの資格を持っていてます。
そのため、鍼灸師の視点で医師連携するときの意見(不満!?)も聞けちゃうし、
医師視点から他職種連携時の意見(不満!?)も聞ける役得だと思ってます。
両方聞けると、わずかな不整合が大きな歪を生んでいると気付きました。
逆に少しの溝を埋められれば、めちゃうまくいくと思ってます。
今回は他職種連携や医師連携で生じるモヤモヤの腹落ちとその解決策についてをまとめてみました。まだ私の頭の中も整理しきれていない点もあるため、がんがんコメントいただけると嬉しく思います。
結論から言うと今回大切なことは、、、
自分が連携に“何を期待して、何が満たされないか”を整理することです
以下は、ある鍼灸師グループで集まった
医師連携に関連した意見(不満!?)です。w
おそらく鍼灸師てらぽんも同じ穴のムジナであろう。
□あわよくば、診療の連携強化や共同研究への発展を期待
□鍼灸師の地位を認めてほしい
□もやもやがあった時の解消
□患者とのトラブルの仲介役(患者も鍼灸師も守って欲しい)
□確定診断をしていただきたい
□療養費同意書の記載、治療同意
□薬の処方、併診してほしい
□患者さんも鍼灸師への有益な情報や人材を共有してほしい
みなさんも連携前には1つや2つお持ちではないでしょうか。w
つまりは、求めていたこと(要求)と答えが合致しない状況があり、それが意見(不満!?)につながる。
もし、求めていることに合致した反応が返ってきたらありがたいとしか思わないですよね。
一方で、医師の立場で言えば、
「えっ?!そんなことを求めていたの?(ちゃんと教えといてよ、やれたのに…)」
ってな時も多々ある。
些細な1つのボタンの掛け違いが大きな歪みを生んでしまう。
繰り返しますが、連携したい時に
自分が連携に“何を期待して、何が満たされないか”を整理することが大切です
これは、
他職種連携(ex:医師→他職種、他職種→医師)でも
他科依頼やコンサル(ex:医師→医師、全職種→全職種)
でも当てはまります。
つまりは他者との連携の際はいつでも当てはまります。
秘技①:“連携に何を求めているのか。”を認識する。
問い:あなたは、連携に何を求めているんですか?
答え:「そりゃ“連携”したいんですよ!」「患者さんのHappyのために」
っていうのはブブーです。
もう少し正直に、具体的に、考えてみて下さい。
既出の鍼灸師の意見(不満!?)一覧にあったように、
□あわよくば、診療の連携強化や共同研究への発展を期待
□薬の処方、併診してほしい
□患者さんも鍼灸師への有益な情報を共有してほしい
なんてのが上がると思います。
この3つを見ても連携に求めるものには、その時々で多様性があるとわかります。
求めているもモノって時と場合によって全然違うということです!
この求めるものを整理する時に使いやすいフレームが
ボスマネジメントの時にまとめたボスの「役割」の7項目なんです!
terapon-chanpon.hatenablog.com
つまりは、これ
具体的にみると
□あわよくば、診療の連携強化や共同研究への発展を期待
→連携で“キャリアコーチ”を求めている
□鍼灸師の地位を認めてほしい
→連携で“アセッサー”を求めている
□患者とのトラブルの仲介役(患者も鍼灸師も守って欲しい)
→連携で“トラブルシューター”を求めている
□療養費同意書の記載、治療同意
→連携で“スタンパー”を求めている
□確定診断をしていただきたい
→連携で“ハイパープロフェッショナル”に近いものを求めている
□薬の処方、併診してほしい
→連携で“コ・ワーカー”を求めている
□患者さんも鍼灸師への有益な情報や人材を共有してほしい
→連携で“ネットワーカー”に近いものを求めている
みたいな感じです。
感謝
連携とボスマネジメントとの関連性に気づかせてくれたのは、Twitterで、ある尊敬する先生からのツッコミでした。感謝申し上げます。名前出していいかわからんので、ひとまず伏せときます。w
まとめ:“超”秘技①
“超”秘技①:ボスの役割のフレームを利用して連携の目的を明確化せよ
次回、、、
秘技②:“連携を最大限活かす”ためには事前準備
に続きます。よろしくお願いします。